その子がつぶやく。 「あれ、あなた、見える? 名前なんて言うの?」 「か、神崎柚子です・・・」 その子のクリクリした目に圧倒されて、ついうつむいてしまった。 「神崎柚子、神崎・・・神崎・・・・ あ!神崎さん、あたしと一緒!」 「え、本当!!?」 私は、はじめて話せた人と同じクラスで、本当に安心した。 仲いい子ができた気がして、うれしかった。 「よろしくね!あたし、藍原雪紀!」 これが、私と雪紀の出会いだった。