それはある日。

私が10歳の時。

私の家に新しい家族がやって来た。

「しーちゃん。」

茶色い毛はモフモフで、愛らしいくりくりとした大きな目。

「この子犬の名前何にしよっかー?」


「うーん…そらちゃんにする!!」
私はとっさに答えた。

私は空を見るのが好きだった。