途中住宅街を抜けると商店街に入る。
まだ朝早い事もあってか
シャッターが閉まっている所が多い。
商店街を抜ければ広い大通り。
道の端に植えられている木からは
雨粒が滴り落ちていた。
もう少し進めば、
綺麗な紫陽花がまだ残っている場所がある。
雨が降っていない日は、
視界をあまり遮るものがないその場所で、
気に入った青空や紫陽花を
携帯についているカメラでで収めるのが、
最近の趣味の一つとなっていた。
学校へ近づいてきた事もあり、
段々同じ学校の生徒の姿が増えてくる。
この先に学校から一番近い
バスの停留所があるので
どっと生徒が増えるに違いない。
私は傘の柄を両手で握りしめ、
傘の隙間から分厚い雲の浮かぶ空を見上げた。
