君と過ごした夏、私が決めた時間。




雨が続いていた。


毎日しとしとと私のパステルピンクに白い花がのった傘を濡らしていく。


カレンダー上では七月の始めだというのに、
梅雨は終わりを匂わせるどころか
毎日降水量を伸ばし続けていた。




家から一番近い駿河原高校まで歩いて三十分。


自転車で通学する者が最も多く、
次点でバスや電車。


私のように雨の中歩いて学校へ向かう物好きは中々いない。



家と高校までの道のりの間に
数年前通っていた中学校もある。

その中学に着くまでは
その頃に使っていた通学路とほぼ同じ。

だから慣れてしまったのだろうか、
徒歩が一番落ち着くのだ。