君と過ごした夏、私が決めた時間。




私があの舞台に立っていいのか、
私にはよくわからない。



いや、
立ってはいけないという気持ちの方が強い。


だから演劇部に入部するのを
止めただけでなく、
部室に近寄る事さえも避けているのだ。






どうして、

どうして私だけが続けられるだろうか。






他の皆はきっと違う。

でも私は、私だけは、
あの子を置き去りにして
舞台に立ってはいけない気がした。




私の演者としての時間はあの夏、

三年前の夏でぴたりと止まっている。