私があの舞台に立っていいのか、 私にはよくわからない。 いや、 立ってはいけないという気持ちの方が強い。 だから演劇部に入部するのを 止めただけでなく、 部室に近寄る事さえも避けているのだ。 どうして、 どうして私だけが続けられるだろうか。 他の皆はきっと違う。 でも私は、私だけは、 あの子を置き去りにして 舞台に立ってはいけない気がした。 私の演者としての時間はあの夏、 三年前の夏でぴたりと止まっている。