「俺、心花が好きなんだけど。」 あたしが悠記にそう言われたのは小学2年生のときだった。 「え…」 「付き合ってほしい。」 驚いたのと同時に、嬉しさがこみ上げてきた。 「…………ありがと。 ……………………あたしも、好き。」 悠記、驚いた顔してたなぁ。 「これからも、よろしくな。」 満面の笑顔でそう言った悠記はいつになくカッコよかった。