見分けられる人があわわれるまでは…。 「陽鉈様ー!」 「遼様ー!」 うるさい声を聞きながら車を降りる。 その瞬間から僕ら双子は演じる。 中庭は、人が来ないだから僕ら双子が独占していた。 「陽鉈…あれ」 「なに〜?」 ドキッとした。 こんな美しい子がいるなんて。 僕はこの子を知りたくて起こしていた。 「ねぇ、君」 「んっ?ひひひっ、陽鉈様?!」 陽鉈様?人目で僕を見分けた? いやいや、偶然だきっと…。