満月の夜には

「仲良しだね」



そう言って優しく微笑むカナタは、一体何を見てそう言ってるのか




「仲良しじゃない!」


叫ぶと、ジュンに睨みつけられた

………なんでこいつはすぐ睨みつけるわけ?



「熱、ねえのかよ」



睨み返していた私に気づくと、

睨むんじゃねえと、私のそれより数百倍は恐ろしい睨みをされた



「ないよ、ありがとね」



さっきの睨み合いの流れで、つい口調がきつくなってしまう

カナタはそんな私を見てくすっと笑う



「ああ」


ジュンはそれだけ言うと、読んでいた雑誌に目を落とした