満月の夜には

「………キス、ぐらいはしてやろうかと思ったけど。寝顔に色気がねえから止めておいた」


ジュンはしれっと答える

ジュンのそのどこからか漂う色気に比べれば敵わないけど!

私だって女の子!女子高生やってるのに!



むううと膨れ上がる私を、まあまあとなだめるカナタ




「あ、女子高生なんだ?いくつ?」


話を逸らそうとしてるのか、単純に気になったのか


「高2。カナタは?」


「俺とジュンは1個上だね」


1個上?

高3ってこと?

あのジュンが?


「……………なんだよ」


こっち見んなと言わんばかりの顔

睨みつけてる顔さえもかっこいい

………くそう…