満月の夜には

『ミズキ……

パパとママを恨んでいるか?


お前が辛い気持ちもよく分かる

でもな、ママも幸せになろうとしているんだ

………許してやってくれ

ミズキはひとりじゃない』



私はいまどこにいるのか分からない

でも先程のだるさは嘘のように消え、ふわふわと浮いているような心地よささえある



「パパ……?

私は、ひとりだよ

誰も私を見てなんかくれない……!」



私はどこからか聞こえるパパの声にそう告げる

ひとり…………

もう、ひとりは嫌なの…