でもな、…そこで諦めへんのが俺という男や。 美唄が、春人と上手くいかんようになった時、 即、奪ったんねん! 俺は奮起しながら、電車で手伝いに向かう。 ――今日も今日とて、 頑張るでぇ! 電車から降りると、俺の周りに冷たい風がビュービュー吹いとって、 何か悲しくなってもうた。