その話を聞いた永遠は、暫くの間、黙っていた。 (泣いていたのかもしれない) そして、 「美唄にも、そんなことがあったんだね。 でも、美唄は前を向いていて、凄いよ。 俺も、前を向かなくちゃな。」 「そんな、褒めないでよ。 そうだね、でも、永遠だって前を向いてきているんじゃないかな?」 そんな会話をして、「おやすみ」と言い合ってそれぞれの家で眠りについた。