……あの言い合いから、何時間がたったのだろう? 私は、気付けば電車の中にいた。 私の荷物を姉ちゃんが持って、2人で並んで座ってた。 私達の間には、気まずい雰囲気がながれてる。 私は窓を眺めて… 姉ちゃんは下を向いて… 自然に会話はなかった。 私は喋りたくもなかったし、姉ちゃんは多分それに気付いていたんだろう。 2人はお互いに、何も話さない。 顔も合わせない。 そんな時、電車はついに安城に到着してしまった。