「よくいらっしゃいました。杏樹様、ソウ様、葉様」 「「「こんにちは」」」 「葉ーーー!」 中から出てきた棗が葉くんに抱きついた。 「久しぶり、棗」 棗は葉くんの胸に顔を埋めて、ぐりぐりしてる。 去年の最初はあまりにもオープンにするので戸惑ったが、ずっとこんな感じなのでさすがに慣れた。 「お部屋はこちらです」 執事さんも慣れているんだろう。 特に気にせず部屋に案内される。