「あ、私こっちだ」 「じゃあ、ここまでだね」 「うん、またね」 「バイバーイ………杏!」 「んー?」 私は進めていた足を止めた。 「夏休み、いっぱい遊ぼうね!」 「……うん!」 私は、笑顔で返してまた歩き出した。