「やっぱりパフェ食べてる時の杏はいい顔してるね」 「幸せだもん」 「甘いもの大好きだもんね」 「うん!」 「こんど、隣の駅のケーキ屋さん行こっか」 思い出したように、棗が言った。 「新しいとこ⁉︎」 「うん」 「行く‼︎」 食いついた私に棗は声を上げて笑った。