「あ、で、ごめんなさい。なんの話だっけ」 「だーかーらー今日の帰り、部活ないからパフェ食べに行かない?」 「パフェ?」 「そ、パフェ」 「行く‼︎」 「杏はパフェ好きだもんね〜」 「甘いもの全部好き〜〜」 「はいはい」 呆れたように言う棗。 あれから、お互いソウくんのことには触れない。 けど、それでいい。 この雰囲気が続いていてほしい。 私たちには、これがあってる。