A.M.7:00

「杏樹?もう出なくていいの〜?」


「もうこんな時間⁉︎行ってきます、紗江さん」


「行ってらっしゃい。気をつけてね?」


「はーい‼︎」

マズイマズイ‼︎

早く出なくちゃ‼︎


バタン

ドアを開けると、向かいのドアからも同じ音が聞こえてきた。