「…………………………会いにくるから」 「うん」 「電話するから」 「うん」 「寂しい思いさせないように頑張るから」 「うん」 「そばにいるって約束、守るから」 「うん、私も。 ソウくんにだけ頑張らせないよ。 2人で、頑張ろう?」 「……………………ごめんな、杏」 「ううん」 ありがとう。 「杏」 「ん?」 涙で微かにソウくんの瞳が揺れた。 「俺、アメリカに行ってくる」 「うん」 重ねた手の上に落ちた涙はどちらのものかわからなかった。