「おはよ、棗」 「おはよー杏‼︎………………と、ソウ」 「俺は付け足しかよ。てか、葉は?」 「あーなんか先生に進路のことで呼び出されてた」 「そっか」 そう言ってソウくんは自分の席に戻って行った。 「ねぇ、杏」 「なに?棗」 「屋上、行かない?」 優しく笑った棗に私は頷いた。