ange~天使が恋した王子様~




「ただいまー」

やけにテンションが高い気のする。


「やっぱり落ち着くわねぇ、家の方が」

そう言ってソファに座るお母さん。


「お母さん。いくら元気でも、退院したばかりなんですから今日はさすがに寝ててくださいね」


「まだ寝るには早いわよ」


「とりあえず寝転んでてください」


「大丈夫よ、夕飯作らなくちゃ」

立ち上がった。


「私が作りますって‼︎」

腕を引いて、思わず大きな声で言った。

ビックリしたような顔で見られる。


「杏樹…」


「お願いですから、休んでください…………」

もう、誰も倒れないで。

私をどれだけ傷つけてもいいから。

お願いだから、誰も………