「わかった、でも後でにしてほしい。行くところあるから」 「ん」 「夕方帰ったら、ソウくんのとこ行くから」 「わかった」 ねぇ、ちゃんと家にいてよ。 もう一度行くから。 今度こそ、私と会ってよ。 「じゃああとで」 あれほど哀しくて、虚しくて、涙を流したのに。 泣きたい気持ちは今も変わらないのに、皮肉や文句の1つでも言えばいいのに。 今の私はなんの言葉も持たなかった。