ange~天使が恋した王子様~




「わかった、でも後でにしてほしい。行くところあるから」


「ん」


「夕方帰ったら、ソウくんのとこ行くから」


「わかった」

ねぇ、ちゃんと家にいてよ。

もう一度行くから。

今度こそ、私と会ってよ。


「じゃああとで」

あれほど哀しくて、虚しくて、涙を流したのに。

泣きたい気持ちは今も変わらないのに、皮肉や文句の1つでも言えばいいのに。

今の私はなんの言葉も持たなかった。