「まぁ、今までよりは」 「でしょー?今年はもっと楽しくしたいね‼︎」 「………ん」 不器用に頷くソウくん。 「今年はどんなお店が出るかなぁ〜」 「また、チュロス食べんのか?」 「当然!」 勢いよく言った私にソウくんは笑った。 時間が過ぎるのは思いの外はやく、そんな話を続けていると私たちの番はもうすぐだった。 そして、そんな時は残酷なほど突然に、終わりを告げた。