ange~天使が恋した王子様~



「おはよー杏‼︎」


「………」

元気よく挨拶してきた棗を無視してみた。


「え、なんで無視⁉︎もしかして昨日の⁉︎」


「………」


「ごめんってぇ‼︎」

別に怒ってないけど、勘違いでも反省してくれるならそれでいいだろう。


「ごめんなさいぃ…杏〜〜」

半泣き状態の棗。

もういいかな……


「別に、怒ってないよ」


「杏‼︎」

明らかに嬉しそうに笑う棗。


「でも、次はちゃんと言ってくれないと怒るからね?」


「じゃあ言ったら次もいいってこと⁉︎」


「………」

私はその言葉に無言で棗を睨んだ。


「ごめんなさい…」

しゅんとなる棗。

これくらい我慢してもらわないと。

昨日私は心臓バクバクで寝れてないんだから。