「杏、風呂入った?」 「へ⁉︎あ、うん」 急に話しかけられて体が跳ねた。 「ふーん……んじゃ、俺も入ってきてい?」 「もちろん!いってらっしゃい」 笑顔でソウくんを見送った。 好きな人と一晩一緒…? いくらソウくんが私を好きじゃなくて、 その可能性がないとしても 「意識しないほうが無理だよ………」 私はベッドにうな垂れた。 そんな私は、 「やべぇな俺、もつかな……」 閉まったドアに凭れかかってしゃがみ込んだソウくんがそんなことを言っていたなんて知らなかった。