がちゃ 「棗ー上がったよ?次どうぞ〜」 そう言ってドアを開けるけど物音がなにもしない。 「棗ー?寝ちゃった?」 部屋を見渡すと誰もいなかった。 「ジュースでも買いに行ったのかな…」 そのうち戻ってくるよね? 私はタオルを首にかけたままベッドに腰を下ろした。 「………ん?」 部屋の真ん中にあるテーブルになにか紙が置いてあった。 こんなのさっきまであったっけ? 私はテーブルに近づいた。