でも、この決意が揺らぐようなことが起きるのは夏。 現実はあまりにも残酷で。 時間は無情に過ぎていく。 今ならわかる。 ソウくんの決意は決して揺らいでなんていなかった。 この言葉は嘘じゃなかった。 その言葉を曲がった気持ちで受け止めていたのも、信じきれてなかったのも、全部私。 先に裏切ったのは、私だった………………。