ange~天使が恋した王子様~


「ありがとねー」


「はーい」

トラブルを解決して椅子を取りに行く。


「あ、楓くん」

椅子を持って行こうとすると、同じ実行委員の楓くんが現れた。


「いいよ。杏ちゃん働くねぇ」


「楓くんもサボらないでよ?」

いつも委員会をサボっている楓くん。


「んーまぁ気が向いたらね。あ、安心してこれは俺が届けておくよ」


「ありがとう」


「どこ?」


「あ、3Fです」


「りょーかい」

楓くんはサボってばかりだけど、優しい。

こういう重いものを持ってた時、必ず代わりに行ってくれる。