ange~天使が恋した王子様~







翌日、9:00。

始まりのアナウンスが流れた。


「杏ーこれどうする?」


「あ、それはこっちに‼︎」


「杏ちゃん、ごめんなさいトラブルが起きたみたいだから見てきてくれる?」


「はーい」

私は始まった瞬間から走り回ってます。

トラブルが起きたという教室に向かっていると、


「あ、実行委員!椅子足りないんだけど」


「え、いくつですか?」


「3」


「わかりました。これが終わったら持ってきます」


「よろしくねー」

その声を聞いてまた走り出す。