「俺、由紀に告白する」 崖の上から突き落とされた。 そんな感覚だった。 堪えていないと、涙がこぼれそうで。 手の震えは止まらない。 『いやだ』『やめて』 そう叫びたくなって。 苦しくて苦しくて、痛かった。 胸が。 張り裂けそうに、痛かった。