寒くて凍える体。

指先の震えは止まらない。






「ずっと、待たせてごめん。

でも、もう少しだけ待っててくれ。

ちゃんと向きあうから」

真剣な目で言ったソウくんに涙が止まらない私。

それを見て困ったように笑うあなたを私はきっとずっと忘れない。

私は、あなたに何度救われるんだろうね。





寒くて凍える体。

指先の震えは止まらない。

でも、心は温かかった。