「さ、帰ろっか」 「まだお昼だよ?」 「今日はやることあるからね」 パチンと、棗はウインクして言った。 「なに、ここ……」 「なにって、クローゼット?」 「いや、嘘でしょ⁉︎」 ありえないほど大きなウォークインクローゼットの中にしまわれていたのはドレスや浴衣、水着など。 「何着あるの……」 「んー、数えたことないな…面倒くさいし」 そりゃこんなにあったら数える気も無くすよ‼︎ 「さ、選ぼっ」 「なにを……?」 「もちろん、浴衣だよ‼︎」 「………浴衣?」