「ふぅ…お腹いっぱ〜い」 「めっちゃ食ったもんな」 「うん‼︎」 海から上がった私たちは夕飯を食べた。 今はソウくんと散歩中。 「すごいよねぇ。棗」 「……ん?」 「だってこんな別荘持ってるんだもん」 「欲しいのか?」 コテンと首をかしげて言うソウくん。 あまりの可愛さにビクッとなってしまった。 いや、女の私より可愛いとか、ほんとなんなの… 「いや、欲しいわけじゃないよ…?」