キーンコーンカーンコーン 「バイバーイ」 お互い手を振りながら部活に行く生徒たち。 「杏ー!バイバーイ‼︎」 「また明日ねー」 教室の入り口から大きく手を振る棗に手を振り返す。 「じゃあな、杏」 「うん、また明日」 前の席から言うソウくんも部活に行った。 私はふぅと、息を小さく吐いてから席にまたついた。 私は学級委員をやっていたりする。 まぁ、部活に入っていない僅かな生徒の1人だった私に押し付けられただけだけど…。 でも、そのせいで……