1時間目の始まりのチャイム鳴り、終わりのチャイムが鳴っても立ち上がろうとはしなかった。 3時間目の始まりのチャイム鳴った頃。 「本居。」 夏音は声がした方に顔を向けると、誰かが駆け寄ってくる。 「何で?授業始まるよ?」 「授業より!悠から聞いた。朝来てから戻ってないって・・・。」 「サボってただけなのに・・・悠くん心配しすぎ。」 目の前には心配そうな瞬の姿があった。