「元々、一人暮らしだからここにしただけだし。まさやんがリビングに寝たりでここは狭いよ。この近くで新しい広いとこに引っ越そう。もしあれなら・・・・・瞬も一緒に。」 瞬も塚原も顔を見合わせ、何も言えずにいた。 夏音がこんな事を言い出すとは思いもしなかったからだ。 「ま・・・まぁ、嫌なら忘れて・・・。」 夏音が部屋に入ろうとドアに手をかけると、 「引っ越そう。もっと良い部屋に。もしよければ、中川も一緒に。」 夏音の手を引いた。 「2人とも本気で言ってんの?」 瞬は2人を見る。