一方、補習室。 夏音のメールを見た羽月は、ノリノリで補習を行っていた。 「終わった!」 「シー!!」 先生に照れながら頭を下げて、羽月は補習室を出た。 そこに、瞬を見つけ駆け寄った。 「本居の友だち?」 「今日は、補習で行けなくてごめんね。でも、チケットありがと。悠くんにも伝えといて。」 羽月にうんと返事はしたものの、チケット以外の話が気になり、羽月を引き止めた。