「私の先輩じゃねーし。」 夏音は立ち上がり、引っ張った子の髪を引っ張り返した。 夏音は別に喧嘩が強い訳でも、喧嘩っ早いわけでもなかったが、強いて言えば正義感が強くはじめにも言ったが、勝ち気な性格だった。 この人数に到底勝てるはずもないのに。 一方、補習室。 夏音のメールを見た羽月は、ノリノリで補習を行っていた。 「終わった!」 「シー!!」