無愛想天使

今日一日の出来事、体中に残る体温、頬に残る僅かな感触全てが一気に思い出される。

今はもう居ない隼人。

今までの事は私の気持ちが見せた幻想かと思うけど、手にはしっかりと二つのプレゼントが握られている。



幻ではない。



だから、隼人が言おうとしたあの言葉も、本当…?


私の事が―――。



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