無愛想天使

「乃々香…今まで一人にしてごめん。少しづつでいいから僕の事を受け入れてほしい…」

と消え入りそうな声で言われた。

目の前のこの人は、信じていいのだろうか?

私を置いて何処かに行ったりはしないだろうか?

受け入れる受け入れないなんて事は考えていなくて、ただ“一人ぼっち”にされない事が私の中で一番重要な事で、確認する事は一つだった。



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