私もさぁ、そのまま見捨てちゃえば良かったのにって、本当思う。 むしろ、ちょっと思った。 でも、 「実はさぁ、他の女と手を切る時に、借金を返済したんだ…」 って。 彼曰く。 それまで付き合いのあった、お姉様方に借金をしていて、別れる際に、ちゃんと借金を返した… のだそうだ。 それって… 「私のせい?」 って。 「いや、違う。」 そう、優希は言うけど、私が居なかったら、きっと優希はそのままの生活をしていたわけで… なんて。