「むかつく。」 翔はぼそっと呟いて私を抱きしめた。 なななななななにごと!? 今私抱きしめられてる?? ふわっと翔の匂いがする。 やっぱり少し女の子の匂いがした。 「ど、どうしたの??」 「俺のことだけ考えてて。」 「え?」 「いや、なんでもない。タオル持ってくる」 そう言って翔はお風呂場まで歩いていった。