「里花さん、ありがとうございました」俺も涙でぐちゃぐちゃになりながら、最後の言葉を伝えた。

大きく深呼吸したあと、里花さんは目を閉じた。

しばらくすると、俺はめまいを覚え、手足の感覚がなくなり、次第に意識も遠のき始めた。

まるで、深い深い眠りに落ち込んでいくような。

そして、何も考える間もなく、次の瞬間・・・。





俺のすべては終わった。