本当の気持ち ~出会い~

は……?

華恋「い、今更何いってんの!?私に昔何 したか忘れたの!?」

何言ってんの。本気で言ってるの??

伶威「え。俺華恋に昔なんかしたか?」

サイテー。

華恋「何にも変わってないね。サイテー。」

今にも泣きそうだった。
泣いちゃダメ。
レイくんはこんな奴だったんだよ。

伶威「も、もしかして悠真の事?」

覚えてんじゃん。
悪いと思ってないんだ。

華恋「そ、それ以外に何があるのよ!
あんたのせいで色んな人にバレたんだからね!?」

もう、我慢出来なかった。
大粒の涙が勢いよくこぼれた。

伶威「は?俺??」

華恋「悠真くんが……レイから聞いたって言ってたのよ!」

涙が止まらなかった。
止めようと思っても止められなかった。

伶威「それ……本当に俺なのか?」

……?

華恋「?どういう事?」

伶威「ほら、俺以外にもう1人いたじゃん
レイって名前のヤツ。」

そういえばいた。
チクリ魔で有名だった
加藤怜。
でも私は加藤怜には言っていない。

華恋「加藤怜でしょ?いたけど私その人には言ってないもん……」

伶威「俺、実は聞いたんだよ。」

華恋「……なにを?」

伶威「加藤が悠馬に言ってるとこ。」

は?
華恋「は?!?それって本当なの?」
本当だとしたら、私がレイくんを避けてた理由……。