恋する相手は浮気カレシ

「まだ、良くない状態なので薬はまめに飲んで下さいね。」


それだけ言って先生は行ってしまった。


部屋には3人しかいない。


何だか、気まずくなっちゃった。


「悪ぃ、俺また来るな。じゃあ、安静でな。」


寂しそうな顔で裕翔は言った。


『うん......。』


「姫那...。最後に抱きしめていい...?」


もうお別れをするかのような言い方で快斗は言った。


『ぇ?うん、いいよ?』


あたしがそう言うと快斗は優しく抱きしめた。


『どうしたの?』


「ごめんな、姫那。」


え、快斗?


快斗が謝る理由なんて何一つないよ?