「‥‥」

嘘じゃない。マキノ先輩は間違ってない。

「封印の書召喚!影を封印したまえ!」

私の体がスゥっと消えていく。これでいいんだ。

2人の体は私の魔法が消えどんどん回復する。

「スズちゃん。嘘っていって?私たちと仲良くしよう?」

「‥‥」

アヤメちゃんがギュッと手を握る。できたらそれが幸せだよ。

「嘘だって‥‥何度も言ってきたから。」

そうして私はアヤメちゃんに耳元でこういった。

「ありがとう」

私は光に包まれ、封印された。