「カギをとってきました!」 ヤバい、見つかる! そう思ったとき。 「ゆら、入って。」 いきなり、棚のようなところに押し込められ、そのあと泉も入ってきた。 そして棚の扉を閉めたと同時に部屋のドアが乱暴に開かれる音が聞こえた。 「...いませんね」 「やっぱりこんなとこいませんよ...」 泉ファンたち...はやくでて...。 私...心臓が止まりそう。泉の吐息がすぐ近くで聞こえる...。 今は、泉に抱きつかれてる状態だ。私たちが飛び込んだ棚は、思ったよりも ずっと狭い。