COOKING GIRL. (完)




「俺も、わからない。」




わからない、かぁ。気になる人がいるのかな?泉のことだから美人な

オネーサンとかなんだろうね。


でも...泉とこういう話ってなんか新鮮。

中学の頃はコイバナは女子の友達としてたけど!



男子とはしたことなかったから。

男子とこういう話も、なかなか楽しいかも...そんなことを思ったとき。





「どこ!?城ヶ崎ゆらは!」



突然廊下から聞こえる声にびっくりする。

この声...泉のことを探してた人だ。




「わたくしの泉様をとるなんて...最低なやつ。すぐにお父様に退学にし

て...その前に何してやろうかしら。」