「え?」 「前とは全く目が違う。僕の言っていたことを理解した上に、本当に 料理がしたいと言う気持ちも現れてる。もう、料理を食べたって 僕の言うことはないよ。」 そう言った。 目が違う...か。 たしかに、前とは料理に対する気持ちが全く変わった。 悠の気持ちを全力で継ごうとしていた気持ちじゃない。 自分で。自分が、料理をしたいと思ったんだ。 「...頑張れよ、料理人の道は厳しいからな。」