「城ヶ崎さん...あの...」 ポンポンっと肩を叩かれて後ろを向けば、髪を二つに結った女の子。 あ、確かこの子は。 「私、ユウコ...。」 そうだ、四王子騒ぎの時にぶつかった女の子。 そんなユウコさんがどうして私なんかに話しかけてくれてるんだろ。 「私と、組んでくれないかな。」 照れながらそう言ったユウコちゃんに... 私の頭には雷が走ったような衝撃が。